12月の陽だまりの会

今回は通常と趣向を変え「親睦会」でした。
初めて参加された方もいらしたので最初はいつものように簡単な自己紹介から始めまし
たがいつからともなく何人かに分かれて自由に話し合いました。

精神疾患当事者の家族はややもすると自分も引きこもってしまったり自分の楽しみも持
てなかったりします。
家族もリラックスが大切、といわれても日常生活の中では気持ちの切り替えが難しいも
のです。
いつもの「分かち合い」も大変有意義ですが、今回のように少し軽い気持ちで皆さんと
交流できる機会も又貴重だと思いました。


うづき著

11月の陽だまりの会

今月も簡単な近況報告の後、分かち合いをしました。

現在当事者の状況に合わせて受けられる福祉サービスは多数ありますが、残念ながら窓
口が統一されていません。
どこかに問い合わせてもたらいまわしされているように感じることもありますし、すぐ
には適切な場所にたどりつけないこともあります。
一方、ある地域での精神疾患当事者数に対する家族会への参加者の割合が5%程度、と
いう話が出ました。
かなりの数の家族は孤立している可能性があるわけです。

色々な経験や情報を持つ人々が集まる家族会に参加することは家族の孤立を防げるうえ
に、福祉サービス一つとってみても
個人がいちから調べるより合理的な面が多いように感じます。


うづき著

12月の陽だまりの会は、親睦会を開く予定です。

日時:2016年12月11日(日)  
14:00〜16:30 分かち合い・親睦会
会場: 港区芝浦
場所:13:50までに港区立男女平等参画センター リーブラの学習室Eの前
   にお集まりください。ここから会場の「港区芝浦」の方へ移動します。

お気軽にご参加ください。

10月の陽だまりの会

今月も簡単な自己紹介の後、全員で分かち合いをしました。

一口に「家族」といっても当事者の状況、当事者との関係性、家族としての心配事等は
様々です。
私も参加間もない頃は、皆さんのお話に素直に納得できないこともありましたし、うち
は違うと思うこともありました。
それでも何回か参加するうちに何年も当事者と向き合っている方の意見を理解できるよ
うになりました。
そして何より、新たな症状が出た時にその方々のお話が大変参考になり聴いておいて良
かった、と思いました。

「家族会」も色々あり相性もあると思います。折角参加したのに、、、と残念なことも
あるかもしれません。
だからといってあきらめるのではなく、何回か参加しとりあえず聴いてみる、別の家族
会に参加してみる、
等してみる価値はあります。
自分の考えをちょっと横に置き他者の話に耳を傾け生の声を聴くとネットサーフィンで
は得られないものが必ずあります。
家族も孤立せず勉強していく事が大切ではないでしょうか。

以上

うづき

9月の陽だまりの会

今回も全員で近況報告しながら分かち合いをしました。
出た話題は、

・「知らない」はいけない。当事者、病気、薬剤等についてまずよく知ろう。
 知らないことは不安につながる。
・当事者の話を傾聴しよう。
 どんなことも、理不尽と思えることもまずは受け止める。
・社会とのつながりが大切、社会資源を活用しよう。
 当事者も家族も一人で抱え込まない。

誰にも話せない悩みを吐き出すことができるのは家族会の最初の一歩です。
気持ちが落ち着いてきたら自ら学び行動につなげていく手がかりを得られるのが家族会
の次の段階です。
「福祉」は待っていても何も来てはくれませんが、こちらから尋ねてみるとサービスは
いろいろあります。
「知らない」と損してしまいます。

うづき著

8月の陽だまりの会

今回は参加者があまり多くなかったので、全員で近況報告しながら話し合いました。
印象に残った内容は、

・社会につながる居場所があると良い
・当事者が子の場合、親から離れた方が良い
・薬の効用、副作用は個人差が大きいので、どうなのか?という時は思い切って主治医
に相談するべき
・当事者が血縁関係にある場合は縁は切れないが、配偶者は離婚を視野に入れても良い
・色々な家族会や勉強会に参加し見解を広めると良い

といったことです。

よそ様のことならば客観的に正しい判断を下せることでも自分のこと、身内のこととな
るとついつい見誤ってしまうことがあります。
自分の対応が誤っていないか、を知るにも家族会への参加は意義あることと思います。

うづき

7月の陽だまりの会

今回は、簡単な自己紹介後、当事者との関係(親子、配偶者)で別れ少人数での分かち合いに続き、
精神疾患の理解と対応」について勉強会をしました。

精神疾患を持つ当事者に対し私達家族はまず「なんとか治したい、治るはずだ」と考えがちです。
また、治療が進み症状が治まってくると「もう大丈夫」と思ってしまいます。
ここで気をつけなければいけないのは、症状は治まっても当事者が元々持つ「ストレス脆弱性」は
なくならない、ということです。ストレスがかかればまた精神疾患は再発してしまいます。
再発を防ぐには当事者自身がストレスとの付き合い方を身につけていかなくてはなりません。
そこで家族ができることは疾患を治そうと頑張ることではなく、当事者が自分自身の「
身の処し方」を体得するための環境を少しでも作っていく事ではないでしょうか。

家族はあくまでも当事者のサポーターの一人にすぎません。回復に必要なのは当事者の力です。

*うづきさんに書いて頂きました。

書籍購入

みんなねっとから以下の書籍を購入しました。
貸出を致します。

精神障がい者家族相談事例集
社会資源ハンドブック(改訂版)
家族会運営のてびき
家族相談ハンドブック
うつ病を正しく理解するために

*7月の陽だまりの会
7月3日(日)14:00〜16:30 に
変更しました。