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2012年8月13日(月)
       
       息子のちょっと外れた言動や行動を叱責する私は、暴言を浴びせ、感情のままに言葉を発して息子を傷つけてしまう。
       息子をそうさせるのは、「病気」なはずなのに、そのことを忘れ、感情的になってしまう。
       私の読書ノートには、次のようなことが書いてある。
       何度も読んで、自分に言い聞かせよう!

       
       “家族ができること----「環境調整」
       ・ 家族が考えるべきことは 「いかに本人を変えるか」ではなく「いかに共存するか」ということ。
       ・ 家族は本人との信頼関係をつくるなかで重要となるのは、「共感」にもとづく「安心」。
       ・ 家族が与えられる安心は、衣食住の安心でもあり、心理的な安心でもあり、家族関係の安心。
       ・ さしあたりは、あなたを見放さない、見捨てないという安心感を与えてあげなければ、本人はそこを
         土台として外に打って出ることすらできない。

       試行錯誤の三原則
       (1)うまくいっているなら現状維持
       (2)うまくいかないならやり方を変える
       (3)かつてうまくいったことをもう一度やってみる

       ・ 距離を考えない一方的なコミュニケーションは、しばしば不安の源。
       ・ 時に本人は、家族を困らせるような挑発的な言葉をぶつけてくることもある。腹が立ったり不安になったり
         するかもしれないが、そういう場合は、常にその逆の心理を想像しながら聞く。
       ・ どんな非現実な内容であっても、頭ごなしの否定や説得はほとんど役に立たない。こういう訴えについても
         いきなり否定せずにとにかく話を聞く。

       ・ 「世間ではこれが当然なんだ」とか「普通はこうするだろう」とか「そうするのは当たり前だろう、常識的に考えて」
         などの言い方は、無意識に相手を非常識で半人前の人間として扱っている。これもまた相手に恥をかかせ
         不安にさせてしまう表現。
       ・ 議論は避けるように。

       ・ 家族に責められたり批判されたりすれば、本人も悪い自己を出して対抗する。
         責められて逆ギレしたり、暴れたりしているときはそうである。
         一方で、万事控えめにして、本人に対する思いやりと共感に基づいて接していく限りは、本人もだんだんと
         良い自己を出してくる。

       ・ 誠実な関係を築こうと思ったら、皮肉や当てこすり、嫌味といったテクニックはとりあえず抑える。家族は
         そうしたことを何気なく口にするが、本人は予想以上に傷ついている。

       ・ 相手の立場に立ってみることはコミュニケーションの第一歩
         世間から取り残された不安と焦燥感
         同世代の人間に対する劣等感と引け目
         家族に対する罪悪感と憎悪
         将来への激しい絶望感

       ・ 「禁句」----「仕事」や「将来」の話
         いかなる場合であっても「議論」と「説得」は禁物

       ・ 恨みつらみの言葉に対して家族はこうした自体を予測して覚悟を固める。 この手の話題についてもとにかく
         言いたいことをさえぎらずに最後まで言わせ、耳を傾けること。どんなに本人の言い分が理不尽に思えても決して
         さえぎらずに聞くこと。
         つい言質をとられまいとして、本人の言い分にいちいち反論してしまう家族も多いが、反論はむしろ「火に油」
         である。

        1.生活習慣を変える
        2.環境を変える
        3.対人関係を変える

                                               「社会的うつ病」の治し方  斎藤 環著 引用”


   2012年8月19日(日)

        「ビタミンB フィッシュオイル」のキーワードからネットサーフィン。
        「双極性障害 MRI」、「ミトコンドリア リチウム」、「灰白質」、「砂糖 害」などを調べていたら、
        最後にはアマゾンの本のサイトへ。
        
        チェックした本は、
        
        ・ 20歳若返る力
        ・ 医者に頼るか、サプリメントで治すか
        ・ からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て
        ・ 医学常識はウソだらけ
        ・ 40歳からの元気食「何を食べないか」
        ・ 食べものを変えれば脳が変わる
        ・ 脳から「うつ」が消える食事
        ・ 心の病は食事で治す
        ・ 「うつ」は食べ物が原因だった
        ・ 心療内科に行く前に食事を変えなさい
        ・ ビジネスマンの精神科
        ・ うつと気分障害
        ・ 狂気という隣人−精神科医の現場報告
        ・ 救急精神病棟
        ・ 閉鎖病棟 (以前に一度読んだことがあるが、ほとんど忘れている)

        こうやって並べてみると、健康オタクのような本や賛否両論の本が多い。
        書店でちょっと立ち読みしてみたい。
        実際購入するのは何冊になるか?

        そもそも、なぜこんなことを調べたかと言えば、もっと脳がどうなっているのか知りたい、
        そして今、息子の軽躁状態や社会常識の欠如と思考のズレをどのように変えていけばいいか、
        家族が毎日の生活の中で協力できることはなにか、など調べていた。
        
        本当のことを言えば、時には、息子の面倒をみるのを放棄したくなる。一緒に住んでいるのが嫌になる。
        でも、この病気になったのは、息子のせいではない。
        
        斎藤環さんも言っているように、
        “家族が与えられる安心は、衣食住の安心でもあり、心理的な安心でもあり、家族関係の安心”である。
        
        まずは出来ることから。
        息子の生活リズムの乱れは、食事の乱れにもなり、また私の食事をちゃんと作るという習慣の乱れでもある。
        食べても食べなくても、朝は必ず遅くとも9時までには起こし、もう一度寝なおしても決まった時間に起こす
        ことが大切だと思う。 息子に手を取られてばかりいられないので、お昼は、おにぎりとかサンドイッチ、または
        残り物で昼食を取ってもらうようにする。昼間は、ときどきバイトに行っているので、作らなくても良いかもしれない。
        夜は、帰りが遅かったり、誰かの家へ泊まってきたりと、かなり乱れた生活を送っている。
        それでも、前もって連絡が無い場合は、帰ってきても帰って来なくても、夜ご飯は用意しておくことにしよう。    

        さぁ〜、この計画はいつまで続けられるのか、あまり無理をせず、気長にやってみよう。        
        
        それにしても、自分の飽きっぽさや相手の気持ちを考えないで何でも言ってしまう私なのに、息子の
        行動ばかりを責めるなんて、不公平だね。
        息子を”無意識に非常識で半人前の人間として扱っている証拠”(斎藤環さんの文、引用) だね。 


2012年9月1日(土)
        
        9月に入ったというのに、暑い日が続いている。暑さに慣れてしまったのか、それほどこの暑さが嫌ではない。
        暑さに慣れたのではなく、あまり外に出ないで冷房の効いた部屋にいるからかもしれない。
        
        前回、息子の生活リズムを整えることを目標にすることを書いたが、当の息子は、最近、家に帰って来ていない。
        一週間に1回くらいは帰ってくるのだが、帰ってくるのか、来ないのか、連絡をよこさない時もある。
        そのときは、しつこく、メールをしたりする。それは、外で何か問題でも起こしているのではないか、
        とか思ったりするから。
        それでも1つ良いことと言えば、スポーツジムの会員になったこと。それも今のところは、自分のお金で。
        本人いわく、週に1,2度は、通っているらしい。洗濯物もときどき持ってくるから、本当だろう。

        前回、本のリストを書いたが、ほとんどが図書館で借りられた。図書館で借りた本は
        
        うつと気分障害  
        救急精神病棟
        潜入 閉鎖病棟 (これは帚木蓬生の本ではない)
        狂気という隣人
        ビジネスマンの精神科
        20歳若返る力
        心の病は食事で治す
        「うつ」は食べ物が原因だった!

        まだ「うつと気分障害」しか読んでいないが、この本、かなり質の高い本だと思う。専門的なこともわかりやすく
        書かれていて、理解しやすい。
        
        章見出しは
        第一章  気づかない「波」が人生を翻弄する
        第二章  気分障害はどう理解されてきたか
        第三章  気分障害の症状と診断
        第四章  気分障害のタイプ
        第五章  脳の中で何が起きているのか
        第六章  何が原因で気分障害になるのか
        第七章  なぜ、うつや気分障害が増えているのか?
        第八章  気分障害からの回復
  
        自分なりに勉強になった部分を書き出した所は、機会があったらまたここへ書きたいと思う。

        この「思うままに」もこのまま書いていけば、相当長くなり、読みづらくなるので、次回はここのページを直すことに
        しよう。